高校時代、私はバスケ部の主将をしていました。その頃、私にはとても大きなプレッシャーがありました。なぜなら、チームをまとめるという役目に加えて、先生からの厳しい指摘が続き、自己肯定感を保つことが本当に難しかったからです。
先生からは「お前はもっとしっかりしろ」「なぜできないのか」と、たくさんの指摘を受け、次第に自分自身に自信が持てなくなりました。
「なぜ私だけこんなに怒られなければならないのか?」「好きで主将になったわけではないのに…」という気持ちが募り、精神的にかなり追い込まれていたことを覚えています。
『嫌われる勇気』と出会い、気づいたこと
そんな時に出会ったのが、アルフレッド・アドラーの思想を基にした『嫌われる勇気』です。この本で学んだことの中で、最も心に残ったのは、
「他人を変えようとしても無駄」「自分のマインドを変えることこそが大事だ」
という考え方でした。
この言葉を聞いたとき、私の中で大きな変化が起こりました。
例えば、私は当時、先生からの指摘や他の部員の反応に心を支配されがちでした。しかし、この本を読み、気づいたのは、「他人がどう変わるかを期待するのではなく、自分の反応や心の持ち方を変えることが大切だ」ということでした。
実践してみたこと
実際にこの考え方を日常に取り入れてみると、次第に少しずつ心が楽になり、以前よりも前向きに物事を捉えることができるようになりました。
バスケ部での経験を振り返ってみると、主将としての重圧に悩んでいたあの頃、もし「他人の期待に応えようとして焦る」ことを手放し、「自分ができることに集中しよう」と考えていれば、もっと楽にやれたのではないかと思います。
自分のマインドを変えることで、他人の反応に左右されずに、自分のペースで行動できるようになりました。
実践して変わったこと
この実践を続けることで、私の中で大きな変化がありました。
以前は、「周りの人がどう思うか」を気にして、つい自分の気持ちを押し殺してしまうことが多かったですが、今では他人の反応に振り回されることが少なくなり、自分の気持ちを大切にできるようになったのです。
最も大きな変化は、「他責感情」がなくなったことです。今では、「他人が変わらないから」「環境が悪いから」と自分を責めることがなくなり、自分にできることに集中できるようになりました。
まとめ
『嫌われる勇気』を読んで、私は自分の考え方を変えることができました。
「他人を変えようとするのではなく、自分のマインドを変えることが最も大切だ」というこの教えは、私にとってとても強力な気づきとなりました。
もし当時、バスケ部の主将としての重圧に悩んでいた自分にアドバイスできるなら、「他人の期待に応えようとするのではなく、自分のマインドを変えることが大事だよ」と伝えたいです。
今、もし周囲の人や環境に悩んでいる方がいれば、ぜひこの考え方を試してみてほしいと思います。自分の心を変えることで、周りの状況がどんどん楽になり、心の余裕が生まれますよ。
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